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清水 鬼門で4失点完敗…C大阪にアウェーで12戦連続勝ちなし

[ 2014年3月16日 05:30 ]

<C大阪・清水>後半、柿谷(右)とボールを奪い合う清水FW大前

J1第3節 清水1―4C大阪

(3月15日 ヤンマー)
 清水はアウェーでC大阪に1―4で敗れ、今季初連敗を喫した。0―1の前半23分、FW大前元紀(24)が今季初得点となるPKを決めて同点に追いついたが、その後はチャンスを得点に結びつけることができず、相手に突き放された。この試合でJ1通算100試合出場を達成したエースの一撃も実らず、敵地でのC大阪戦は12戦勝ちなしとなった。

 またしても“鬼門”に阻まれた。98年8月1日以来アウェーで11戦白星がないC大阪に、1―4の大敗。シュート数も7―17と圧倒され、今季最多の4失点を喫した。

 出場停止のMF杉山浩太主将(29)と左膝痛のMF本田拓也(28)を欠いて臨んだ一戦。ウルグアイ代表FWフォルラン、日本代表FW柿谷らを擁する相手に対し、序盤は清水が主導権を握った。しかし前半15分、左SBのDF丸橋にサイドを破られ、先制点を決められた。前節に続いて追う展開となったが、同23分、MF河井陽介(24)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。キッカー大前が冷静に左隅に決め、同点に追いついた。

 しかし同32分、ショートCKを受けたDF酒本のクロスをDF山下に頭で決められ、勝ち越しを許した。後半はMF村田和哉(25)、FW長沢駿(25)らを投入して反撃を試みたが、一度相手に傾いた流れを呼び戻すことはできなかかった。後半42分には再びCKから失点。ロスタイムにはFW杉本にトドメの一発を浴びた。4失点中3点が相手DFによるもの。フォルラン、柿谷の両輪にゴールは割らせなかったが、“伏兵”の怖さを見せつけられた。

 今季初得点も空砲に終わった大前は「何回かあったチャンスをしっかり決めていれば、違う結果になったと思う」と反省。それでも「PKとはいえ、しっかり決められて良かった。この1点を次につなげていきたい」と視線を上げた。19日のナビスコ杯・仙台戦を挟み、次節23日には無観客試合の浦和戦(埼玉)が控える。エースは「1―4という結果はしっかり受け止めて、次の試合に臨みたい」と立て直しを誓った。

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2014年3月16日のニュース