3発口火ヘッド!富沢 “師匠”観戦でハマの寛平劇場だ

[ 2014年3月16日 05:30 ]

徳島に快勝し、お笑い芸人の間寛平さん(右)とポーズをとる横浜MF富沢

J1第3節 横浜3―0徳島

(3月15日 ニッパ球)
 スタジアムがカンペー劇場と化した。0―0の前半14分、右サイドからの横浜MF中村のFKを、ゴール前で富沢がDFに競り勝ち、頭でねじ込んだ。「(相手の)マークが(自分を)見失っていた。落ち着いてしっかり合わせようと思いました」と、3発大勝の口火を切る先制点を振り返った。

 発奮材料があった。お笑い芸人の間寛平に顔が似ていることから、小学校4年生の頃からあだ名は「カンペー」。その“本家”がこの日、前節8日の清水戦でJ1通算100試合出場を達成した富沢を祝福するためニッパツ三ツ沢球技場まで観戦に訪れた。昨年11月には雑誌の対談で初対面しており、試合前セレモニーでは間のギャグ「血ぃ吸うたろかぁ~」でコラボ。「試合前にやって大丈夫かなと思ったけど…。でも、パワーをもらいましたね。忙しい中、いらしてくれたんで決められて良かった」。ゴール後はチームメートから間のギャグパフォーマンスをせがまれたが、「やろうとしたが分からなかった」と不発。それでも、守備ではスライディングでボールを奪うなど体を張った。チームを開幕3試合連続完封勝利に導き“師匠”の前できっちりと仕事を果たした。

 ただ“オチ”が待っていた。試合後には2人で場内を1周しお立ち台に上がった。そこで間が申し訳なさそうに切り出した。「実はゴールは見ていなかったんですよ。“俊輔は何歳になったんや?”とパンフレットをめくっていたら決まっていた」と明かし、客席から大ブーイング。最後は「俊輔が悪い!!」と責任転嫁して爆笑をさらった。富沢は苦笑いしながらも「ピッチを回ったとき、(間の)国民に愛されてる度合いが凄い。僕もああいう人にならないと」と、壮大な決意を語った。「ハマのカンペー」から「日本のカンペー」へ。この日のゴールはその第一歩となった。

 ▽富沢 清太郎(とみさわ・せいたろう)1982年(昭57)7月8日、東京都出身の31歳。東京Vの下部組織で育ち、01年にトップ昇格。05年に仙台に期限付き移籍。12年に横浜へ移籍した。J1通算101試合9得点。1メートル81、74キロ。利き足は右。

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