清武　今季初勝利呼ぶアシスト！降格圏脱出へ巻き返し誓う

ホッフェンハイム戦の前半、先発出場し競り合うニュルンベルクの清武（右）

ブンデスリーガ ニュルンベルク４―０ホッフェンハイム

（1月25日）
　ニュルンベルクの日本代表ＭＦ清武がダメ押し点をアシストし、チームに今季初勝利をもたらした。３―０の後半２５分、右サイドから上げたクロスは相手ＤＦにはね返されたが、こぼれ球を拾い再度クロスを上げ、ドルミッチの得点をお膳立て。「アシストがついたので（後半戦の）出だしはいい」と、Ｗ杯イヤーの１４年初戦で結果を出し、手応えを口にした。

　チームは今季１８試合目にして長いトンネルを抜けた。前半戦レギュラーとしてプレーした長谷部が右膝手術のため離脱。「ハセさんがいなかった分、ボール回しはできなかった」（清武）と影響こそあったが、序盤から積極的に攻撃を仕掛け、今季最多の４得点。守備陣も今季初の無失点と踏ん張り、勝ち点３を獲得した。

　それでも２５日時点で１７位と２部への自動降格圏にとどまっており、清武は「（１勝しても）置かれている状況はあまり変わらない」と危機感を募らせる。「もっとシュート練習をしてゴールに向かう姿勢を見せたい」。まずは１部残留を目指し、攻撃の中心を担っていく。