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本田移籍、やむを得ず ギネルCSKA会長、交渉舞台裏も

[ 2013年11月29日 17:12 ]

インタビューに答えるCSKAモスクワのエフゲニー・ギネル会長

 ロシア・プレミアリーグで本田圭佑が所属するCSKAモスクワのエフゲニー・ギネル会長(53)がこのほどモスクワ市内で共同通信のインタビューに応じ、日本代表のエースが年内の契約満了で移籍するのはやむを得ないという姿勢を示した。

 本田はセリエAのACミランへの移籍が確実になっている。「残ってほしいが、彼は大人だから自分で(移籍を)決断するだろう」と未練をのぞかせながら話した。

 夏の移籍期間にACミランとの交渉が破談になった。「相手は交渉可能になる前の2月から本田側と接触し、私抜きで話を進めた。最初に私のところに来ていれば違った。ロシアで人を欺くのは絶対に許されないことだ」と舞台裏を明かした。移籍金の額に問題があったわけではなく、交渉過程で相手側に「誠実さ」がなかったことを決裂の理由とした。

 昨季のリーグ制覇に貢献するなど、約4年間所属した本田に対し「チームとともに成長し、彼自身もこのクラブで選手としてステップアップした。本田はロシアを離れても家族の1人だ」と感謝を口にした。

 続く日本選手の獲得についても意欲的で「名前は言えないが優秀な選手が多いし、注意している。ロシアのリーグを怖がらずに、安心して来てほしいと伝えたい」と語った。(共同)

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2013年11月29日のニュース