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「来年も札幌で」残留熱望のレ・コン・ビン ベトナムで直談判へ

[ 2013年11月29日 12:54 ]

新千歳空港で手を振るレ・コン・ビンと妻で歌手のトゥイ・ティエンさん

 J2札幌のMFレ・コン・ビン(27)が28日、ベトナムへ帰国した。来日して24日の最終戦を観戦した妻で歌手のトゥイ・ティエン(27)とともに新千歳空港ロビーに姿を見せると「来年も札幌でプレーするために話にいく」と難航している契約延長交渉に直談判する強い姿勢を示した。

 ビンは来季も札幌でのプレーを熱望しているが、三上大勝GM(42)が15日にベトナムで行った期限付き移籍元のソンラム・ゲアン(ベトナム)との交渉は難航し、まとまらなかった。そこで、当初は12月2日に再開するチーム練習に参加予定だったビン自身が急きょ帰国。直接クラブ側に契約延長を訴えることになった。

 今年8月に加入したビンは公式戦11試合で4ゴール。終盤は勝負どころでも起用され、10日の神戸戦はプレーオフへ望みをつなく決勝ゴールを決めるなど活躍した。来日当初は食生活など不安も多かったが今ではすっかり溶け込み「周りが親切で温かかった。何より札幌のサポ―ターが素晴らしかった」と感謝の想いを口にする。チームとしても数字に表れない部分の評価は高く、財前監督が「とにかくメンタルが強い」と話すなど、残留を強く望んでいる。

 交渉がまとまらなければ、これが最後の札幌となる可能性もあるが、来季J1昇格にベトナムの英雄の力は不可欠。「来年も札幌でやれるなら、もっと力を発揮できる」と話すビンの動向に注目が集まる。

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