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BIG10億円9口出た!!宝くじ超えの国内当せん金史上最高額

[ 2013年11月25日 05:30 ]

 “10億万長者”が一挙に9人も誕生した。サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは24日、23日のJ1、24日のJ2が対象の第662回「ビッグ」で1等10億2円の当せんが9口あったと発表。従来の最高だった宝くじ「ロト7」の1等8億円を超えて国内くじ史上最高額となった。

【BIG第662回】

 誰もがうらやむ大ボーナスが誕生した経緯はこうだ。今年10月18日に「改正スポーツ振興センター法」が施行され、これまで最高3億円、キャリーオーバー時で6億円だった「ビッグ」の1等当せん金が最高7億5000万円、キャリーオーバー時は15億円にまで引き上げられた。ここで関心を集めようと考えた同センターが限定的に1等当せん金の大幅な引き上げを決断。政令で100円当たりの当せん金額を定めていることから、3の倍数とするため10億円に2円を加えて実施した。

 “10億円”という触れ込み効果は絶大だった。ビッグの最高売上金は07年の第278回で約61億円。今回はそれを大幅に更新する87億5785万9800円となった。同センター関係者は「特別回で当せん者が出てホッとしている。たくさんの方々に“ビッグ”の存在を知ってもらえた」と興奮を隠せない様子。1等が一度に9口も出たのは初めてで、売り上げが過去最高だったため的中本数も増えたとみられる。

 1枚300円の「ビッグ」はコンピューターが無作為に予想したJ1、J2計14試合の結果を購入するくじ。1等当せん確率は約480万分の1となっている。23日からはプレミアリーグ(イングランド)、ブンデスリーガ(ドイツ)を対象としたくじを販売し、年間を通して購入することが可能になった。関係者は「海外リーグ、来年3月開幕のJリーグ対象かは未定だが、10億2円のくじを今年度中にもう1回やる方向」と明言。日本列島を覆った“10億円フィーバー”が、近いうちに再現されることになる。

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2013年11月25日のニュース