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欧州新リーグ構想浮上のワケ UEFAにビッグクラブの不満噴出

[ 2013年10月12日 06:00 ]

Rマドリード戦でプレーするマンチェスターUの香川(右)

 欧州サッカー界で、強豪や名門などエリートクラブによる新リーグ構想が浮上した。10日にロンドンで行われた各国の協会やクラブ関係者が集まる国際会議でガラタサライ、ユベントスの両会長が明かした。

 20クラブによる「欧州スーパーリーグ」として、18年までに欧州チャンピオンズリーグ(CL)に代わる開催を目指し協議を進めており、ガラタサライのアイサル会長は毎年3~4クラブが入れ替わる具体的なプランも披露。「15~20のビッグクラブが賛同している」とした上で、マンチェスターU、Rマドリードと具体名を挙げて示唆した。

 過去にはマンチェスターUなど14の名門クラブが、FIFAやUEFAに対する発言力を確保するため00年に「G―14」を結成。今回と同様の“エリートリーグ構想”を掲げUEFAと対立したことがあり、今回もUEFAからの反発は必至だ。また、08年にG―14に代わって発足した欧州クラブ協会(214クラブ加盟)のルンメニゲ会長(バイエルンM社長)は「欧州CLこそスーパーリーグ。新大会を話し合ったことはない」と構想を否定。クラブ側の足並みもそろっていないとみられ、今後の展開が注目される。

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2013年10月12日のニュース