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川崎F・大久保 浦和戦強行出場へ “無縁”タイトルに王手だ

[ 2013年10月12日 06:00 ]

ナビスコ杯準決勝第2戦 川崎F―浦和

(10月12日 埼玉)
 ナビスコ杯は12日、準決勝第2戦の2試合が行われる。第1戦を3―2で制した川崎Fは敵地で浦和と対戦。6日のJ1柏戦で首を負傷したFW大久保嘉人(31)は腕にしびれが残る中で強行出場する見通しとなり、決勝(11月2日、国立)進出をたぐり寄せる。横浜はホームで柏を相手に4点ビハインドの状況から逆転を狙う。

 試合前日で軽めのメニューだったが、セットプレー練習で主力組に入った大久保は、その後もシュート練習で黙々とボールを蹴り込み続けた。首を負傷した影響で両腕のしびれに苦しめられていたが「だいぶ(しびれは)ましになった。(12日は)きょうより悪くなることはない」と“強行出場”へ決意をにじませた。

 得意の浦和相手に最高のパフォーマンスを発揮する。浦和との対戦では、神戸時代の12年8月11日のリーグ戦から公式戦3試合連続ゴール中(4得点)。「埼スタはいっぱい(観客が)入るし、いい雰囲気。選手も気持ちが盛り上がる」と、相性の良さを存分に見せつけるつもりだ。

 01年のプロ入り以来、大久保は13シーズンを過ごしているが国内でタイトルとは無縁だった。「どちらかというと残留争いをするチームにいた。優勝を経験したことがない。(タイトルを)獲りたいっすね」と気合も十分だ。引き分け以上で突破が決まるが「先制点が本当に大事」と、引いて守るつもりは毛頭ない。リーグ得点ランク首位のストライカーが浦和ゴールに照準を定め、初タイトルに王手をかける。

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2013年10月12日のニュース