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日本 苦手アウェーで後半2失点 何度もピンチ招く

[ 2013年10月12日 06:00 ]

<日本・セルビア>後半14分、ゴールを許しGK川島(左から3人目)はぼう然

国際親善試合 日本0―2セルビア

(10月11日 ノビサド)
 苦手のアウェーでまたしても先制を許した。ザッケローニ監督は今遠征のテーマに「我々の目指すスタイルは11人が連動すること」を掲げ、攻守の連動を重要視していた。しかし、相手に押し込まれた0―0の後半14分、ペナルティーエリア内で今野がマークしていたバスタに前を向かれると、最後はシュート性のパスを受けたタディッチに右足でゴール右隅に豪快に叩き込まれた。

 セルビアは既にW杯予選敗退が決定。それでも、ザッケローニ監督が「個々の能力は世界トップ」と話したように、欧州主要クラブに所属する選手をずらりとそろえるタレント軍団。ここまで喫した9敗のうち実に6敗が敵地という内弁慶のザックジャパンは課題克服へ、まさに格好のテストの場となった。

 3戦全敗に終わったコンフェデ杯では3試合で9失点。指揮官はこれまでにない批判にさらされた。その後も8月のウルグアイ戦で4失点。しかし、9月の合宿では原点に戻り前線からのプレスなどを徹底。2試合1失点と結果を出した。試合勘が不安視される吉田麻也も、まずまず安定した守備を見せた。所属のサウサンプトンではリーグ戦で4試合連続ベンチ外。出番に恵まれないが、前半24分に自らのクリアミスをジョルジェビッチに拾われ、トシッチにシュートを打たれたが、「コンディションはだいぶ良くなっています」との言葉通り、後半2分には速いチェックから相手の速攻を防ぐなど存在感を示していた。

 だが、後半は相手に何度も突破を許すなど課題を残し、ロスタイムにも失点した。

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2013年10月12日のニュース