「遠藤がいて負けるわけない」G大阪 降格を招いた慢心と情報不足

[ 2012年12月2日 12:01 ]

<磐田・G大阪>後半、決定的なチャンスに家長がシュートを放つも得点できず
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J1最終節 G大阪1-2磐田

(12月2日 ヤマハ)
 初のJ2降格となったG大阪のドタバタ劇は昨冬に始まる。練習のマンネリ化など選手から不満が漏れていた西野朗監督に代え、後任に呂比須ワグナー氏を選んだ。しかし指導歴の乏しさから監督就任には日本サッカー協会の承認が下りなかった。

 慌てて呼んだセホーン氏の30年で約40クラブという「豊富な指導歴」は機能せず、公式戦5連敗で解任。3月には松波コーチを監督に昇格させた。松波氏に対しても、クラブ幹部が「担ぎ出したとは思っていない。彼自身が(積極的に)監督になることを承諾した」と話すなど、バックアップからは程遠かった。

 「遠藤や二川や明神がいて負けるわけがない」(金森社長)という慢心も迷走を招いた。長年課題だったGKとサイドバックは今季も有効な補強がされず泣きどころに。エース候補に連れてきた新外国人は利き足さえ違った。来季はリーグからの分配金も減り、予算は大幅縮小の見通しだ。遠藤や今野らは残留の意向を示しているが、高額年俸がネックになることも予想される。若返りについても来季、ユースからの昇格はなし。降格で浮き彫りになる課題は多い。

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