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カズ 監督とスタッフ計7人引き連れ“VIP復帰”

[ 2012年10月21日 06:00 ]

さあW杯へ始動!!フットサル日本代表合宿で体調不良から復帰しシュート練習をするカズ

 フットサルW杯タイ大会(11月1日開幕)に出場する日本代表の三浦知良(45=J2横浜FC)が、名古屋合宿5日目の20日、“VIP待遇”の個人レッスンで練習を再開した。発熱による体調不良が続いていたが、全体練習がオフになったこの日午後、ミゲル・ロドリゴ監督(42)以下、総勢7人のスタッフが付き添う中、2日ぶりにコートに現れ、積極的に汗を流した。21日からは、全体練習にも合流する見通しとなった。

 VIP待遇のもと、コートに帰ってきた。体調不良が続いていたカズは全体練習がオフになった午後、1人で練習を再開した。とはいってもさすがはキングだ。宿舎から練習場への移動には大型バスが出動。ロドリゴ監督以下、総勢7人のスタッフが練習をサポートする豪華ぶり。まさにカズ復活のための特別プログラムだった。

 「個人レッスンだね。監督の指導も受けられたし、汗をかくとやっぱりテンションも上がるね」。まずは40分間の筋トレ。その後、ロドリゴ監督からフットサル独特の動き方を教わりシュート練習に励む。代名詞でもあるボールをまたぐフェイント「シザース」も見せた。38度近い発熱を発症した18日の午後からこの日の午前まで休めていた肉体を徐々に覚醒させる作業に没頭した。

 突然の体調不良だったが、その要因も判明した。合宿初日の16日、W杯タイ大会出場に当たり、必要な予防接種を一気に4本も受けた。当然、体への負担は大きい。

 「喉にも鼻にも風邪の症状はない。個人的には、あれ(予防接種)が原因だと思うよ」。発熱も回復し、21日には全体練習に合流予定。風邪なら周囲に感染する心配もあったが、ひと安心だ。

 前日のW杯メンバー発表会見の時間帯は宿舎で静養中だった。カズは「知人のメールで(代表入りを)知った」と笑わせた。続けて「サッカーの代表時代の経験を生かしメンタルをどこまで上げていけるかが大事。1次リーグを突破して勝ち進みたい」とあらためて決意表明した。

 約1カ月間無休だったカズにとって今回の体調不良もいい休養になったはず。W杯に向け、いよいよカズのギアが上がる。 

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