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NDV47って…阪口&明日菜 関西ボランチコンビに命名

[ 2012年4月3日 06:00 ]

並んでアップする阪口(左)と田中

キリンチャレンジカップ2012 日本―ブラジル

(4月5日 ホームズ)
 5日のブラジル戦(ホームズ)に向け、サッカー女子日本代表は2日、仙台から大阪に移動。堺市内のトレーニング施設で汗を流した。「ナニワのボランチ」として存在感を発揮しているMF阪口夢穂(24=日テレ)とMF田中明日菜(23=INAC神戸)に対し、日本サッカー協会の上田栄治女子委員長が「NDV47」と命名。幼なじみコンビが、なでしこジャパンに新たな活力を植え付ける。

 ナニワのボランチコンビが、新名称で地元に凱旋する。価値あるドローだった米国戦から一夜明けた2日、軽めに終始した日本代表の中にあって、ひときわ大きな声を張り上げたのが阪口と田中のボランチコンビ。元気有り余るその姿に、上田栄治女子委員長が2人に問いかけ、愛らしい?ニックネームを提案した。

 「NDV47でどうかな?」

 ナニワ(N)のダブル(D)ボランチ(V)の頭文字に、2人の年齢(阪口24歳、田中23歳)を足した「47」。これには「細かいことは言いませんけど…。へたくそですね」とダメ出しをした阪口だったが、ナニワトークに言葉は弾んだ。

 2人の笑顔がはじける理由は明確だ。練習地のJ―GREEN堺は2人の実家から車で20~30分ほどの距離。阪口が本音をこぼすと、田中も思わずうなずいた。「大阪、いいですね。しかも堺でできるのがうれしいです。伊丹空港に着いた時は無駄にうれしくなりましたから」。

 母親の作るお好み焼きやたこ焼きが大好物という阪口は「大阪が大好きだからいずれ(大阪のチームで)サッカーをやりたい」というほど地元愛にあふれている。しかもコンビを組むのは小学校の時から知っている田中。「小さい時からやっているから、どっちが攻撃とか守備とかは考えずできる」と相性も抜群。米国戦でも見せ場をつくった。

 生まれ育った地で調整をして迎える5日のブラジル戦は神戸で開催される。テンポのいい関西弁を操る突っ込み担当の阪口と、天然系のボケ担当の田中の地元デビュー。こてこての関西人が奏でるリズムがサンバの国、ブラジル撃破の切り札となる。

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