オウンゴール、攻撃不発…大迫がっかり「慌ててしまった」

＜Ｕ２３シリア代表・Ｕ２３日本代表＞前半、シュートを放つ大迫

ロンドン五輪アジア最終予選Ｃ組 日本１－２シリア

（2月5日 ヨルダン・アンマン）
　ＭＦ大迫の思いは実らなかった。前半１８分に負傷の山崎と急きょ交代したが、直後のゴール前の守備では頭でクリアしようとした相手ＦＫがオウンゴールとなった。前半４６分にスルーパスで永井の同点弾をアシストしたものの、シュート数は３本。決定機を逃し続けた攻撃陣の一人となった。

　好機はあったかと聞かれると「そうですね」と声を落とした。「慌てて蹴ってしまった」。最終予選からレギュラーに定着したが、ここまでの３試合は無得点。オフも完全休養３日で自主トレを続けるなど、シリア戦に懸ける思いは強かった。

　ピッチが悪い試合は、大迫の強い下半身が生きると思われたが、まさかの先発落ち。強まったはずの思いは空回りした。ゴール数の戦いとなる残り２試合へ「点を取っていかないと」。大迫が思いを実らせる舞台は、まだ残っている。