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「日本なら楽だしリスク少ない」岡田監督それでも「直感」で中国へ

[ 2011年12月16日 15:35 ]

記者会見で抱負を語るサッカー前日本代表監督の岡田武史氏

 サッカーの中国スーパーリーグ、杭州緑城の監督就任が決まった前日本代表監督の岡田武史氏(55)が16日、東京都内で記者会見し、新たな挑戦に気持ちを高ぶらせるように抱負などを語った。

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 ―なぜ杭州に。

 「チームは粗削りだけど、バイタリティーがあって、オーナーもサッカーを愛している。日本サッカー協会理事の立場としてはアジアのレベルを上げないと日本代表が頭打ちになる。個人としては世界のキーになる中国を自分の肌で経験してみたかった。でも最終的には理屈じゃなく直感」

 ―16強入りした昨年のワールドカップ(W杯)後は充電期間だった。

 「青少年育成などの活動をしたが、やりながら無力感を感じていた。自分は教育のプロではない。自分にはサッカーだとあらためて感じた。プロとして役に立てるのはそこしかない」

 ―J1浦和などからもオファーがあった。

 「どこも真剣に誘ってくれた。(日本でやれば)楽だし、リスクも少ない。でも何か違うなと感じたのが正直なところ」

 ―具体的な目標は。

 「やるからにはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で王者になってクラブワールドカップ(W杯)でバルセロナを破りたい。選手も笑っていたが、あり得ないことじゃない」

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