×

イラクに雪辱 オジェック監督は選手を賞賛「強い意志見せた」

[ 2011年1月23日 17:00 ]

アジア杯準々決勝 オーストラリア1―0イラク

(1月22日 カタール・ドーハ)
 PK戦も現実味を帯びてきた延長後半13分、32歳のキューウェルがDFに挟まれながら、左クロスを頭で合わせた。オーストラリアはベテランFWがしぶとく決勝点を奪い、2度目のアジアの舞台で、初の4強入りを果たした。

 試合をほぼ支配しながら、前回覇者のイラクの組織的な守備をなかなか崩せなかった。延長に入ると、相手に決定的なシュートを打たれる場面もあった。J1浦和でも指揮を執ったオジェック監督は「延長ではイラクが押してきた。それでもわれわれはずっと戦い、選手たちは強い意志を見せた」と言う。粘り強い攻撃が、延長終了間際に実った。

 オセアニア連盟から転籍後、初参加した前回大会の1次リーグで敗れたイラクに雪辱。W杯に2大会連続で出場したチームとしての意地を示した。初のアジア王者に向け、準決勝の相手はウズベキスタン。「彼らも本当にいいチームだ」とドイツ人監督は気を引き締めた。(共同)

続きを表示

2011年1月23日のニュース