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長谷部 祖父の命日に劇勝!優勝報告誓う

[ 2011年1月23日 06:00 ]

練習前、長谷部誠(左)と話すザッケローニ監督

アジア杯

(カタール・ドーハ)
 MF長谷部誠が天国の祖父に優勝を誓った。21日のカタール戦で終了間際に香川への鮮やかなスルーパスで決勝弾をお膳立て。劇的勝利に貢献し「勝てて良かった。きょうは、じいちゃんの命日でもあったんで」とホッとした表情を浮かべていた。

 プロ入りを後押ししてくれたのが祖父だった。藤枝東高3年時に長谷部は浦和、名古屋などのJクラブの他に、明大などからも勧誘を受けていた。両親からはプロ入りを反対されて大学進学を勧められる中、祖父から「男だったら勝負してもいいんじゃないか」と言ってもらった。「あの言葉があったから、今の僕がある」と感謝を忘れたことはない。

 「10人でリードされて心が折れそうになったけど、みんな最後まで諦めなかった。次につながる勝利だと思う」。2大会ぶりの優勝を決めて、祖父に最高の報告をする。

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2011年1月23日のニュース