本田　監督との対立は移籍の「リハーサル」

スルツキ監督から指示を受ける本田

　監督との対立はビッグクラブ移籍へのリハーサル？ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２４）が今後もスルツキ監督と積極的に意見をぶつけ合う意向を示した。７月２５日のスパルタク・ナリチク戦では起用法をめぐる対立でベンチ外。１日のスパルタク・モスクワ戦で先発復帰したが「自分が求めることとチームが求めることは違うのは当然。お互いに譲らないのがサッカー。プロはそうあるべき」と意見の主張は当然の行為であることを強調した。

　次節ディナモ・モスクワ戦（８日）に向けた５日の練習中にも、指揮官と話し込む場面が見られた。「ちょっとした指示に違和感を感じる。上のレベルに行けば行くほど強烈な選手ばかりになるし、今から“何でもします”と言ってるようでは、オレが移籍しても試合には出られないと思う。そういう意味ではリハーサル」。個性的な選手や指導者がそろうビッグクラブへの移籍を見据えて、自らの主張を曲げない精神的な強さを鍛えていく。