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“極上の寿司”香川 開幕スタメン確実弾!

[ 2010年8月6日 06:00 ]

マンチェスターCとの練習試合で2得点に絡む活躍を見せた香川

 ドルトムントのMF香川真司(21)が4日、移籍後初めてホームのシグナル・イドゥナ・パークで行われたマンチェスターCとの練習試合にトップ下でフル出場。決勝点を挙げるなど2得点に絡む活躍で開幕スタメンを引き寄せた。後半5分に相手GKとの1対1から左足で勝ち越しゴール。地元紙からは「極上の寿司」との愛称を付けられるなど、22日のレバークーゼンとの開幕戦に向けて期待が高まってきた。

 香川が3万人のホームのサポーターにあいさつ代わりの一撃を披露した。後半5分、左サイドのスローインからMFゲッツのパスを受けてペナルティーエリア内に進入。相手DFのチェックを振り切って相手GKとの1対1に持ち込むと、左足でゴール右隅へ確実に流し込んだ。ゴールを決めた後は背中の背番号23を両手で指さしてサポーターにアピール。最後は両手を合わせてパスを出したゲッツにお辞儀する日本人らしいゴールパフォーマンスも見せた。
 前半9分には切れのあるドリブル突破からPKを獲得し、FWバリオスの先制点をおぜん立て。3―1の勝利に貢献して鮮烈なホームデビューを飾った香川は「結果が欲しかったので、2得点に絡めたことは良かった」と満面の笑みを浮かべた。
 7月28日のドレスデン戦に続くゴールに、地元紙ビルトは「極上の寿司」という愛称をつけ「ハーフタイム直後に“極上の寿司”が最高の働きを披露してみせた」と絶賛した。また、「レヴィアースポーツ」は1面に香川の写真を掲載して「香川は見る者すべてを驚かせた」と大々的に報道。これまで香川はレギュラーの有力候補とされていなかったが「彼はレギュラーの座に向けて確かな道を歩んでいる。ドルトムントにやってきてから最短の時間で、すべての選手の中で最も飛躍した選手、という評価を手にした」とベタ褒めした。
 3試合連続で先発して開幕スタメンを確実にした香川は「ゴール裏のサポーターは凄く迫力があった。(リーグ戦になると)会場の雰囲気がさらに2倍になるというのは、本当に楽しみでしょうがない」と22日のレバークーゼンとの開幕戦が待ちきれない様子。次は満員に埋まったリーグ戦の舞台で、サポーターに開幕戦勝利をプレゼントする。

 ≪香川の今季Jリーグ成績≫W杯中断前までの全11試合に先発し7得点。中断前の7得点は8得点の1位ケネディ(名古屋)に次ぐ2位タイ。J1通算11試合7得点。J2通算114試合48得点。

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2010年8月6日のニュース