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クライフでも届かなかった頂点…オランダ“壁”敗れるか

[ 2010年7月10日 17:03 ]

 ともにW杯初優勝を目指すオランダとスペインだが、過去に優勝に近づいたことはあった。

 1950年大会は1次リーグ4組の各1位チームが、4チームで決勝リーグを戦う方式で行われた。スペインは3戦全勝で1次リーグを通過。決勝リーグはウルグアイに2―2と引き分けたが、開催国ブラジルに1―6と惨敗。スウェーデンにも1―3で敗れ、4チーム中最下位の成績に終わった。

 オランダは36年ぶりに出場した74年大会を、全員が攻守に走り回る「トータルフットボール」で席巻した。西ドイツとの決勝ではキックオフ直後にエースのクライフがペナルティーエリア内で倒され、相手に1度もボールを触れさせずにPKで先制する離れ業を演じた。だが前半に逆転されると失速し、1―2で頂点に届かなかった。

 続く78年大会でもオランダは決勝に進んだ。相手は紙吹雪をまいての大声援を受ける地元アルゼンチン。0―1の終盤に追い付いたが、延長で「闘牛士」と呼ばれたケンペスに勝ち越し点を決められ、1―3で準優勝となった。(共同)

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2010年7月10日のニュース