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気配りの川口主将 電車で顔バレも「ち、違います」

[ 2010年7月10日 14:29 ]

W杯日の丸戦士が静岡県庁を訪問。記念写真に納まる、上段左から大村副知事、岩瀬副知事、大木コーチ、内田の父、矢野の母、安倍教育長。下段左から駒野、川口、川勝知事、長谷部、岡崎

 静岡県に縁のあるW杯南アフリカ大会の日本代表が9日、県内各地で表彰された。県庁ではGK川口能活(34=磐田)、DF駒野友一(28=磐田)、FW岡崎慎司(24=清水)、MF長谷部誠(26=ボルフスブルク)の県関連4選手と大木武コーチ(48)が知事顕彰授与式に出席。DF内田篤人(22=シャルケ)とFW矢野貴章(26=新潟)は家族が代理で出席した。

 川口と駒野は磐田市民賞と浜松市スポーツ特別賞も授与され、磐田市役所と浜松市役所を訪問。その後は在来線で静岡市の県庁に向かった。車内で乗客から「川口さんですよね」と聞かれたが、他の乗客に迷惑がかかることを危惧(きぐ)した日本代表主将は「ち、違います」と返答した。

 静岡市から感謝状を送られた岡崎は市役所を訪問。小島市長から「中村(俊輔)は故障だったの?」との質問に、「いや、練習では悪くなかった。あそこまでいったら監督次第で…」と予想外の質問に、こう切り返した。

 4選手は最後に県庁に集結。川勝知事との会談で、岡崎が「(帰国後の)この盛り上がりを見て(国民が)本当に心配していたんだなと思った。でも信じてくれていた人もたくさんいた。これからもっと喜んでもらえる人を増やしたい」と締めくくった。

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2010年7月10日のニュース