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岡田采配どうなる?4―1―4―1で実戦へ

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<日本代表・岡田監督会見>ハンカチで鼻を押さえながら会見する岡田監督

 岡田武史監督(53)は、対外試合で初めて4―1―4―1のシステムを採用する方針を固めた。カメルーン、オランダ、デンマークと強豪ぞろいのW杯1次リーグを見据え、非公開で行われた公式練習で守備重視の布陣をテスト。08年1月のチーム発足以来、1度も試したことがない布陣だが「今まで2トップの相手に苦労している。相手が2トップの時は(中盤の底に)1枚置いて役割をはっきりした方がいい。イングランドにはルーニーもクラウチもデフォーもいる」と絶好のテストの機会と位置づけた。

 アンカーと呼ばれる1ボランチ気味のポジションに阿部か稲本を配置し、中沢、闘莉王のセンターバックとともに相手2トップに対応する。これまでの4―2―3―1システムでボランチだった長谷部、遠藤は状況に応じて攻守の役割を分担。2人が同時に攻め上がってバランスを欠く場面も見られたが、アンカーを置くことで役割分担を明確にする。本番直前のシステム変更のため現時点で戦術理解度は低く、結果が出なければ采配に批判が集中するのは確実。メガネの指揮官が大きな賭けに出る。

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2010年5月30日のニュース