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なでしこ 6大会連続W杯切符!中国に2発完勝

[ 2010年5月30日 18:53 ]

 来年の女子W杯ドイツ大会予選を兼ねた女子アジア・カップ最終日は30日、中国四川省成都市で決勝と3位決定戦を行い、日本は3位決定戦で中国と対戦。セットプレーからの2得点で2―0で中国を下して3位を確保し、6大会連続のW杯出場を決めた。

 日本は前半18分、MF宮間のFKのクリアボールをMF沢がシュート。これは相手DFに当たったが、ゴール前の混戦からFW安藤がこぼれ球を体で押し込み、先制ゴールを挙げた。後半18分には再び宮間のセットプレーから追加点。FKからゴール前に走り込んだ沢がバックヘッドでゴールに叩き込んだ。沢は国際Aマッチの代表通算が75得点目となり、日本男子トップの釜本邦茂の記録に並んだ。

 日本は準決勝でオーストラリアに敗れてアジア初制覇の夢は断たれたが、3位までに与えられる来年の女子W杯の出場権は逃さなかった。
 決勝はオーストラリアが1―1からのPK戦を5―4で制して北朝鮮を下し、初優勝した。

 ▼日本女子代表・佐々木則夫監督の話 戦術やスキルでなく、精神的な部分で少しだけ中国を上回ったことが勝因。W杯は強豪ひしめくアジアの代表としての誇りを持って、ベスト4以上を目指したい。

 ▼安藤の話 (先制の場面は)何が何だか分からなかった。きょうは出てる人も出ていない人も一つになって戦えて、なでしこらしい雰囲気だった。

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2010年5月30日のニュース