本田　アシスト記録も５戦連続ゴール逃す

ＮＥＣナイメヘン戦に先発出場し、競り合うＶＶＶフェンロの本田圭佑（左）

　【ＶＶＶフェンロ１―１ＮＥＣ】ＶＶＶフェンロの日本代表ＭＦ本田圭佑（２３）が２９日のアウェーのＮＥＣ戦でアシストを記録した。前半３２分、左サイドでアハウイからパスを受けた本田は、左足ダイレクトでやわらかいクロス。逆サイドでフリーになっていたカラブロの頭にぴたりと合わせて、先制点を演出した。

　「シュートを打とうかちょっと迷ったけど、確率的にアシストの方が可能性が高いと判断した」と本田。ただ開幕からの連続ゴールは４試合でストップ。「点を取れなかったという現実もしっかり受け止め、次からまたどんどんゴールを狙っていきたい」と得点にどん欲だった。
　試合は１―１でドロー。８月の５試合はすべて引き分けとなった。本田自身は５得点と結果を残しているが、「数字にこだわっているし、満足していない。もっともっとチャンスを演出したい」と話した。移籍に関しては「何も期待していない」と話したが、フェンロ残留が決定。３１日からの日本代表のオランダ遠征に集中する。「（代表でも）自分の存在感というものを、みんなに見せられればなと思います」と本田は岡田ジャパンでも爆発を約束した。（ナイメーヘン・堀秀年通信員）