×

岡崎慎司 引退会見で語った指導者としての夢「日本代表監督でW杯優勝」

[ 2024年6月18日 05:00 ]

引退会見で「挑戦」と書かれた色紙を手にする岡崎(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表で長く活躍し、ベルギー1部シントトロイデンで現役を引退したFW岡崎慎司(38)が17日、東京都内で会見し、20年に及んだ現役生活に別れを告げた。今後は欧州で指導者を目指し、将来の目標に日本代表監督就任とW杯制覇を掲げた。

 スーツ姿で会見に臨んだ岡崎は20年に及んだ現役生活を振り返り「後悔だらけ。目標として口にしたものはほとんど達成できてない」と明かした。W杯や08年北京五輪の優勝、プレミアリーグでのシーズン2桁得点、ビッグクラブやセリエAでのプレーなど逃したことばかりという。

 それでも代名詞のダイビングヘッドと泥くさいプレーで抜群の得点感覚と決定力を発揮し、ファンに強い印象を残した。05年の清水加入時はFWが8人いた中で8番手の評価だったが、攻守に努力を惜しまないスタイルで日本代表まで駆け上がって代表歴代3位の50得点を記録。「もっと取れた。もっと重要な記憶に残るゴールを取れると思ってやってきた」。引退会見でも見せた悔しさ、貪欲さに触れ「そのメンタリティーが記録に残っているのかな」と語った。

 引退の理由は昨年12月に負った右膝負傷。「プレーできなくなるぐらいのケガをして、サッカー人生で初めてやめたいと思った」と振り返る。その時に芽生えたのが「新しい挑戦をしたい」という思い。14年にドイツのマインツで自ら創設に関わり、多くの日本人を受け入れている「バサラマインツ」(現6部)の監督就任が決まった。指導者としてのステップアップに向けてイングランドで指導者講習も受けたという。

 最終目標は「日本代表の監督になり、W杯で優勝したい。選手として達成できなかったので」。講習会で既に壁に当たったと言うが「選手を始めた時のようにいろんなものを吸収していく時間で凄くワクワクしている。壁にぶつかったこと自体もスタート」と笑った。戦場をベンチに移しても、泥くさく道を切り開いていく。

 ≪シントトロイデン同僚GK彩艶へエール≫会見では岡崎がシントトロイデンのアンバサダーに就任することが発表され、会見終了時には同クラブの日本代表GK鈴木彩艶がゲストで登場した。チームメートとして過ごしたのは1年だけだったが「若い選手は目で見て感じる部分があった。いつかオカさんに自慢できるように頑張っていきたい」と話し、岡崎も「これからのキャリアは長い。自分も刺激をもらいたい」とエールを送った。

 ◇岡崎 慎司(おかざき・しんじ)1986年(昭61)4月16日生まれ、兵庫県宝塚市出身の38歳。05年に滝川二高から清水入り。11年1月に移籍したドイツ1部シュツットガルト、マインツを経て15年に加入したレスターではイングランド・プレミアリーグ優勝に貢献。スペイン1、2部でもプレーし、22年にシントトロイデン入り。日本代表では10年W杯南アフリカ大会から3大会連続出場。国際Aマッチ通算119試合50得点。1メートル74、76キロ。利き足は右。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年6月18日のニュース