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阪神の分も…安田“巨人”に勝つ!

[ 2008年10月22日 06:00 ]

ヘディングシュートを放つ安田理(右)

 22日のACL準決勝・浦和戦に臨むG大阪の西野監督は、大一番のキーマンにDF安田理大(20)を挙げた。前線に長身選手を据える浦和にクロスを上げさせないことを強調。両サイドの守備の重要性を指摘した。左サイドバックの安田は攻撃力が魅力だが、18日の磐田戦で日本代表DF駒野をシャットアウト。指揮官は守備にも期待している。

 前日練習では約1時間のフルメニューをこなしたものの、磐田戦で捻挫した安田の左足首は万全ではない。西野監督も「100%では入れないと思う」と認めたが、安田は「弱音なんか吐いていられない」と闘志を前面に押し出した。

 理由がある。吹田で育った安田は熱烈な阪神ファン。「野球でゆうたら浦和は巨人。絶対に負けたくない」と言う。阪神はクライマックスシリーズ第1ステージで敗退したばかり。G大阪と業務提携を結ぶオリックスも敗退しており「関西の希望の光を残すためにオレらがやらなアカン」と誓ったという。夢は「阪神とガンバのダブル優勝」。今年もかなわなかった夢の分も、安田がライバル心をむき出しにして浦和に立ち向かう。

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2008年10月22日のニュース