×

G大阪 布陣変更が的中!初の決勝進出

[ 2008年10月22日 18:14 ]

<浦和―G大阪>後半、同点ゴールを決め喜ぶG大阪・山口(中央)

 サッカーのアジア・クラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は22日、さいたま市の埼玉スタジアムでJ1勢同士によるホームアンドアウェー方式の準決勝第2戦を行い、G大阪が3―1で浦和に逆転勝ちし、2戦合計4―2で初の決勝進出を決めた。決勝は11月5、12日にホームアンドアウェー方式で行われる。1点を追うG大阪は後半6分に右CKからDF山口、同27分にはMF明神が決めて逆転し、同31分にMF遠藤が3点目を挙げて突き放した。大会連覇を狙った浦和は先制したが後半に失速した。準決勝のもう1試合はクルブチ(ウズベキスタン)がアデレード(オーストラリア)と対戦。

 真っ赤に染まったアウェーでの大一番で、G大阪が真骨頂を発揮した。後半の3ゴールで見事に逆転し、ついに決勝の舞台に駒を進めた。
 前半は動きが硬く、クリアミスから高原に先制点を許した。しかし、ハーフタイムの西野監督は「点を取り急ぐ必要はない。我慢すればチャンスはくる」と冷静だった。
 後半からドリブラーの佐々木を投入し、布陣変更したのが的中した。6分、その佐々木が得たCKを遠藤がけり、山口が同点ゴール。すると橋本は「相手がばててマークについてこなくなった」と言う。
 27分には再び遠藤の右CKを明神が合わせて勝ち越すと、その4分後には鮮やかな連係から、遠藤が右足でダメ押し点をけり込んだ。青いスパイクに履き替えた後半に1ゴール2アシストと活躍した背番号7は「1点取られたのは計算外だったけど、必ず逆転できると思っていた」と誇らしげに言う。
 ACLではアウェーでの5試合中4試合が逆転勝ちという勝負強さを発揮。そして決勝での対戦を見込んで、クラブ関係者は既にオーストラリアの現地調査も済ませている。西野監督は「優勝カップを日本に持ってこないといけない」と自信に満ちた口調でアジアの頂点を見据えた。

 ▼G大阪・遠藤の話 先に1点取られたが、必ず逆転できると思っていた。後半はより攻撃的に落ち着いて試合に臨めた。チームに貢献できてよかった。

続きを表示

2008年10月22日のニュース