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田山20位が日本勢最高 得意のスイムで痛恨出遅れ

[ 2012年8月8日 06:00 ]

1時間49分24秒の20位でゴールする田山寛豪

ロンドン五輪トライアスロン

 男子を行い、3大会連続出場の田山寛豪TT西日本・流通経大職)は1時間49分24秒で20位、初出場の細田雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター)は1時間51分40秒で43位だった。地元英国の兄弟、兄のA・ブラウンリーが金メダル、弟J・ブラウンリーが銅メダルを獲得した。田山は2種目目のバイク(43キロ)で追い上げたが、最終種目のラン(10キロ)へのつなぎで遅れた。細田は最初のスイム(1・5キロ)で出遅れ、バイクでも後退した。

 誤算続きで目標の入賞に遠く及ばなかった。男子の田山は「スタートラインに立った以上は金を目指した」と懸命にトップを追ったが、20位に沈んだ。湖が低水温で、スイムがウエットスーツ着用となったのが痛かった。泳力のない選手も浮力を得られるため、スイムが得意な田山にはありがたくない条件。ここで17位発進となり「まさか、スイムで出遅れるとは。予想外だった」という。

 バイクは先頭集団に食らい付いた。ところがランへの移行で外国選手たちに前をふさがれ、この区間のつなぎで52位のタイムを要した。「あそこが鈍くさい」と苦笑いするしかなかった。

 次回への意欲を問われた30歳の鉄人は「僕が出るようじゃ日本は駄目でしょ。でも僕も負けないですけど」と諦めきれない様子だった。

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2012年8月8日のニュース