しずちゃん再始動へ“五輪視察”「肌で感じたい」

笑顔で手を振り渡英する山崎

　女子ボクシングでロンドン五輪を逃した「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代（３３＝よしもとクリエイティブエージェンシー）が７日、梅津トレーナーとともに成田発の航空機でロンドンに出発した。現地では女子ボクシングの試合を観戦する予定で、山崎は「五輪のレベルを見てみたい。空気を肌で感じたい」と意欲を語った。

　五輪を刺激に再始動する。山崎は今後について「どれだけ選手としてやっていくか、はっきりとしていない」と明確な目標がない状態。ただ、年齢制限の壁さえクリアすれば、五輪再挑戦も現実的となってくる。女子ボクシングの五輪出場の年齢制限は現在３５歳だが、国際アマチュアボクシング連盟は３７歳への引き上げを検討中。梅津トレーナーも「ルールが変わればまた挑戦する気になるかも」と話す。

　４４年ぶりのメダルを確定させた、男子ボクシングの清水聡、村田諒太の活躍に興奮を隠さない山崎だが、現地では親交のある女子レスリング、浜口京子の応援にも行く予定。３４歳の浜口がメダルを獲れば、大きな刺激となるはずだ。ロンドンで再び闘志に火をつけた山崎が、夢を追いかけ再び走りはじめる。