“無気力”から一転金メダル「今はとても幸せな気分だ」

ロンドン五輪男子１５００メートル

　男子１５００メートルは伏兵のマフロフィ（アルジェリア）が切れ味鋭いスパートで制し、「母国に新たな時代をもたらすことができた」と喜んだ。

　中距離が盛んな同国ではアトランタ五輪を制した前世界記録保持者のモルセリ以来となる金メダル獲得となった。

　６日の８００メートル予選ではレースを１５０メートル付近でやめ、国際陸連から無気力レースと指摘を受けた。左脚に痛みがあったから棄権したと抗議した結果、１５００メートル決勝の出場が認められ「レース中はそのことは考えなかった。今はとても幸せな気分だ」と話した。（共同）