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仏がPK外したのもご利益!?なでしこGK福元に守護神!

[ 2012年8月8日 06:00 ]

 なでしこジャパンを勝利に導いた神は鹿児島にいた!ロンドン五輪サッカー女子準決勝で“神がかり”的な好セーブを連発したGK福元美穂(28)。父の故郷の鹿児島県南九州市にある「釜蓋(かまふた)神社」は知る人ぞ知る勝負運の神様で、福元が正月に訪れ、3月にはチームの柱・沢穂希(33)も参拝。試合当日には福元のおばが必勝祈願しており、九州南端の小さな神社が大きなパワーを呼び込んだ。

 準決勝フランスとの死闘後、佐々木則夫監督は身長1メートル65の守護神・福元を「小さな神様にみえる」と称えた。福元の地元・鹿児島を取材すると、奇跡の好セーブ連発には“神のご加護”が確かにあったようだ。

 福元の父・幸雄さん(62)の出身地である南九州市頴娃(えい)町にある「釜蓋神社」。参拝の仕方が一風変わっており、釜の蓋を頭に乗せて、落とさずにお参りできると願いがかなうという。

 武運長久、勝負事の神様として、地元では知られるパワースポット。幸雄さんの実家に住む福元のおば・福元すみこさん(62)は、福元が今年正月に帰省した際「勝負の神様だから」と釜蓋神社に連れて行った。福元も頭に蓋を乗せて参拝したそうで、願いが見事にかなった形だ。

 五輪開幕後はすみこさんが試合前に必ず参拝。フランス戦(日本時間6日深夜)当日の朝もお参りし、めいの必勝を祈願した。すみこさんは「本当にハラハラドキドキして見ていました。最高に良かったです。PKのシュートが外れた時には、神様が助けてくれたと思いましたね」と活躍に大喜びだ。

 正月に来た時には神社のブレスレットを買って渡したそうで「お参りの効果もあったのでしょうね。美穂も気合が入っているし、金メダルもいけるんじゃないですか」と期待。もちろん、米国との決勝戦の時にも必勝祈願に訪れる。

 実は、釜蓋神社には沢も訪れている。「良性発作性頭位めまい症」と診断された直後の3月18日。体調の回復と五輪での必勝を祈願したのか、神社には沢のサインと写真が飾られている。

 神社を管理する大川公民館の米満孝二館長(61)は「試合を見て、涙が出るほど感動しました。沢選手も福元選手も優勝したらまた来てほしい」と金メダルを持った2人のお礼参りを心待ちにしている。実力とともに神の力も加わった「なでしこ」。金メダルへ恐れるものはない。

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2012年8月8日のニュース