浜田公人の公式”券”解

【浜田の公式“券”解】9日中山11R モリアーナの対戦レベルを再評価

[ 2023年9月9日 08:00 ]

東京本社ワンモアトライ 浜田公人
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 紫苑S。かつては本番(秋華賞)に直結しないトライアルだったが、16年の重賞格付け以降は出走馬のレベルが大幅にアップ。16年2着ヴィブロス、17年Vディアドラ、昨年Vスタニングローズと3頭がここをステップに本番で優勝している。その功績もあって今年からG2昇格。重要ステップの地位を確立した。今年も粒ぞろいだが、対戦レベルを重視するならモリアーナだ。キャリア6戦で大敗したのは初の遠征競馬でイレ込んだ阪神JF(12着)のみ。2月のクイーンCではハーパー(桜花賞4着、オークス2着)にタイム差なしの3着。その後はG2ニュージーランドTで0秒3差4着、G1・NHKマイルCで0秒5差6着と牡馬相手の重賞で善戦した。同世代の牝馬同士なら胸を張れる戦績。初の2000メートルが課題だが、個人的には千八のコスモス賞を楽勝した時点で、オークス路線で見たいと思っていた馬。ひと夏を越し「精神面の成長を感じる」という陣営のジャッジを信じる。相手筆頭はヒップホップソウル。こちらもベゴニア賞2着、オークス6着などハイレベル戦での健闘が光る。札幌2歳Sに続き、2週連続で横山父子の重賞ワンツーに期待。(2)から。

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