【奈良競輪 開設73周年G3春日賞争覇戦】兄弟ワンツー!!三谷竜生が連覇

[ 2024年2月26日 04:30 ]

兄・将太(左)とワンツーフィニッシュで奈良記念を連覇した三谷竜生
Photo By スポニチ

 奈良競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪、開設73周年記念「春日賞争覇戦(G3)」の決勝戦が25日の12Rで行われ、2コーナーから捲った三谷竜生(36=奈良、101期)が激戦を制して優勝した。これで奈良記念は連覇。2着に兄の三谷将太が入って、兄弟ワンツー決着となった。

 三派に分かれた近畿勢はガチンコの力勝負。正攻法に立った古性が、8番手から始動した脇本の動きを見ながら打鐘前から目イチ駆け。襲いかかった脇本だが、南のけん制に合いダウン。1角から菅田が勢い良く捲ったが、これにスイッチした三谷竜がさらに強引に仕掛けて捲り切った。

 「本当にうれしい。落車が続いて良くない中、ここへ向けて練習して日に日に良くなっていました」

 最終日にバッチリはまった。見事な奈良記念連覇。18年当地記念以来となる兄・将太との兄弟ワンツー決着という最高の結末だ。

 「古性君、脇本君が気迫のレースをしてくれて、自分にチャンスが向いた。菅田に)自然にスイッチできたし、そのままの勢いで捲っていきました。兄にやったなって言われましたよ」

 昨年の11月競輪祭の失格で3月は斡旋が止まる。「4月から走るのを見据えて、しっかり練習をしたい」と前を向いた。復帰後は本来の三谷竜らしい勇姿を見せるだけだ。

 優勝した三谷竜は3月は斡旋なし。2着の三谷将は大宮F1(3月1~3日)、3着の菅田は平F1(3月1~3日)。

 ◇三谷 竜生(みたに・りゅうき)1987年(昭62)9月5日生まれ、奈良支部所属の36歳。101期生として12年7月に向日町でデビュー。G1は3V、18年の静岡グランプリも優勝の実力者。通算成績は969戦283勝。1メートル68、77キロ。血液型B。

続きを表示

「2023 天皇賞(春)」特集記事

「青葉賞」特集記事

2024年2月26日のニュース