【京王杯2歳S】コラソンビート 2歳コースレコードV!スワーヴリチャード産駒重賞初制覇

[ 2023年11月5日 05:16 ]

京王杯2歳Sを制した(7)コラソンビート(撮影・村上 大輔)
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 2歳G2「第59回京王杯2歳S」が4日、東京競馬場で行われ、紅一点の1番人気コラソンビートが2歳コースレコード勝ち。3連勝で重賞初制覇を飾った。スワーヴリチャード産駒は重賞初V。管理する加藤士津八師(38)も初タイトルとなった。

 加藤士師が「(能力が)やばい」と評するコラソンビートが、その素質を遺憾なく発揮した。道中しっかり折り合い、楽な手応えで迎えた直線。進路を外に選択すると、鞍上・横山武の合図に応えグングン加速。上がり3F33秒2の脚で前を捉え、レコード勝ちを収めた。

 加藤士師は開業5年目、重賞10度目挑戦でうれしい初栄冠。「一日中、これ(重賞)のことで頭がいっぱいで、朝調教を見ていても頭に入ってこなかった。ずっと上の空でした」と振り返る。「調教師になって初めて直線で叫びました。強かったですね。結果が出て良かったです」と笑みがこぼれた。

 次なる目標はもちろん、2歳牝馬頂上決戦の阪神JF(12月10日、阪神)。「距離は大丈夫。まだ幼いし伸びしろもある。本当に楽しみですよ」。底知れぬ大器が、仁川でも躍動する。

 ◆コラソンビート 父スワーヴリチャード 母ルシェルドール(母の父オルフェーヴル)21年2月26日生まれ 牝2歳 美浦・加藤士厩舎所属 馬主・サラブレッドクラブ・ラフィアン 生産者・北海道新冠町のビッグレッドファーム 戦績4戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金6192万3000円 馬名の由来は「心(西)+鼓動」

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