【NHKマイルC】操縦性高いソリタリオ反撃ムード

[ 2022年5月6日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=5日】クラシックの馬券を考える際に<ずっと同じ騎手が乗っている馬は買い>という馬券格言がある。まさに裏腹、ソリタリオは新馬戦の石橋から前走の横山武まで全部テン乗り、6走全て違うジョッキーが乗っている。だから山田泰助手のこの言葉が、小林は凄く腑(ふ)に落ちた。

 「騎手の言うことを聞いてくれる、操縦性の高さがいいところ。乗りやすいですしね。仕掛けたら行ってくれるし、控えれば控えることもできますからね」

 木曜朝はプールで調整を行った。「プールは嫌いでもなさそうですし、気分転換にもなりますから」と馬房にいる愛馬を見やった。前走のスプリングSは10着。同助手の中では、敗因はクリアになっている。

 「流れに乗れず、全然競馬をしてなかったです。レース後もケロッとしていました。水曜の追い切りの動きは良かったですし、状態はいいですね。長距離輸送はもうベテランという感じだし、大丈夫です」

 新馬戦の東京を含めて、4度の遠征競馬を経験。左回りのマイルは【2・3・0・0】でオール連対。舞台はガラリと好転する。「2歳の頃から筋肉の付き方が全然違います。体も大きく見せるようになりましたね」と成長も感じ取る。

 今春のG1ロードは波乱色。鞍上の鮫島駿は先週日曜に4勝の固め勝ち。今年重賞3度の馬券絡みは6、9、9番人気と好配を演出する。7人目のパートナーはノリノリの気鋭ジョッキー。初騎乗で“一発回答”を導く。

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2022年5月6日のニュース