【住之江・高松宮記念】太田　大会5度目の制覇、インから完璧押し切った

住之江G1高松宮記念を制し、優勝カップを手に笑顔の太田
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　ボートレース住之江のG1「第49回高松宮記念特別競走」は7日、第12Rで優勝戦が行われ、太田和美（48＝大阪）が強力72号機を武器にインから完璧に押し切った。これで高松宮記念は5度目、今年3度目のVとなった。

　太田の心には最後まで余裕があった。引き当てた72号機は強力機。「オール大阪で優勝した湯川が出てたことを知っているからね。何もしなかったし何もせずに行くつもり」（太田）。準優で毒島が2着に敗れる波乱もあり、優勝戦1号艇が巡ってきた。

　百戦錬磨の男がこのチャンスを逃すはずがない。インからコンマ10。ドンピシャのスタートを踏み込み、完璧な逃げ。早々と独り旅に持ち込み気持ちよくゴールへと飛び込んだ。「（宣言通り）何もしないでそのまま行ったよ。いいスタートを行けたし出られる感じもなかった。舟も返ってくれた」

　最後まで相棒を信じ切って今年G1初V。高松宮記念制覇は何と5度目。同一G1・5勝以上は史上6人目だ。獲得賞金ランクも急浮上中。「正直あまり意識してない。グランプリに行けたらラッキーって感じ」。この肩の力の抜け方がいい。太田にエンジンがかかってきた。