武豊 2年ぶり凱旋門賞参戦、ジャパンかブルームで 前哨戦の結果で選択

[ 2021年9月8日 05:30 ]

2年ぶり9度目の凱旋門賞挑戦が決まった武豊
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 仏G1凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン)で武豊(52)の通算9度目となる同レース参戦が7日、決まった。騎乗馬は世界的に名高いアイルランドの天才調教師エイダン・オブライエン師(51)が管理するブルーム(牡5)かジャパン(牡5)で前哨戦の結果を踏まえて、どちらに騎乗するかが決まる。2頭をクールモアと共同所有するキーファーズの松島正昭代表(63)がスポニチ本紙の取材に答えたもの。また、同代表はキーファーズの新戦略としてクラブ法人「インゼルサラブレッドクラブ」を立ち上げることも明らかにした。

 10月3日の凱旋門賞まで1カ月を切った7日、日本から世界に向けて発信する動きがあった。武豊がアイルランドのA・オブライエン厩舎の管理馬に騎乗する意思を陣営に伝えていることが分かった。

 騎乗馬は2択。今年7月のサンクルー大賞でG1初制覇を飾ったブルーム(父オーストラリア)か、日本の国名がそのまま馬名になった重賞6勝の実績を残すジャパン(父ガリレオ)だ。2頭は世界屈指のオーナーブリーダーであるクールモアと、キーファーズ代表・松島正昭氏が共同所有している。

 「私は馬主になってから終始一貫、武豊騎手で凱旋門賞を勝つことが夢と言い続けてきました。一昨年、昨年と出走できるチャンスがフイになっているから今年こそです。3年越しのチャレンジですね」

 松島代表が3年越し、と言うのは一昨年のブルームは武豊で出走予定も体調不良で回避、昨年のジャパンは禁止薬物騒動で出走取り消しとなったからだ。

 ジャパンはこの夏、米国に遠征して8月28日にサラトガのG1ソードダンサーS2着。一方、ブルームの前哨戦は今週末のフォワ賞(12日、パリロンシャン)を予定している。これを終えてトレーナーが両オーナーと協議し、鞍上の人選を発表する手順だが、YUTAKA・TAKEの名がいずれかにあるのは確実。

 この日、武豊はコメントを出していないが以前に「日本馬に乗るのが外国人(クロノジェネシス=O・マーフィー、ディープボンド=C・デムーロ)で外国馬がボクになれば、その構図も面白い。もちろん1番人気はディープインパクト産駒のスノーフォールですけどね」と話しており、それが現実となりそうだ。

 悲願の凱旋門賞制覇へ、9度目のチャレンジ。帰国後の隔離で2週間を棒に振るが、そんなことは気にもしていない様子だ。A・オブライエン師はディープインパクト産駒スノーフォールを管理しているが、身内にもライバルがいる。それが、かつてディープインパクトの鞍上を務めた武豊の騎乗馬であれば痛快なシナリオだ。

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