【中山新馬戦】チムドンドン 胸がときめく走りを、中舘師も素質評価

[ 2021年9月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=7日】デビュー前の2歳牝馬がピッチ走法で加速していく。秋の中山最初の新馬(11日4R、ダート1200メートル)に出走予定のチムドンドン。名は体を表すというが、沖縄言葉で「胸がときめく、心が高鳴る」の意味を持つ馬名の通り、その躍動感あふれる走りに厩舎スタッフも胸をときめかせている。

 「スピードがあるし、本馬場(芝コース)でもいい動きをしていた。ダート戦でデビューさせるが、芝でも通用しそうです」と中舘師は素質を評価する。新種牡馬ドレフォン産駒。JRAのダート戦で4勝を挙げたチュラカーギー(沖縄言葉で「美人」)の初子にあたる。「お母さんに走り方がよく似ている。胸がときめく競馬をしてほしい」と担当の吉沢助手は語る。

 来春放送予定のNHK朝ドラのタイトルも「ちむどんどん」。3月の馬名登録申請直後にNHKから発表された。沖縄から上京したヒロイン(主演・黒島結菜)を見守る沖縄料理店のマスター役で出演するタレントの藤木勇人(俳優名・志ぃさー)は「馬のチムドンドンも応援してます。チバリよー!」とエールを送る。先週の新潟新馬戦は抽選で除外になったが、今週は出走当確。担当記者・梅崎のチム(肝)もドンドン高鳴っている。

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2021年9月8日のニュース