【函館スプリントS】ミスターX 楽逃げのビアンフェで勝負!一方で危険な人気馬は…

[ 2021年6月13日 05:30 ]

 ペースが速くなりやすい6F戦は“電撃のスプリント戦”と言われるが、今年の函館スプリントS(札幌11R)に“電撃”のワードは当てはまらない気がする。というのも、芝1200メートルの重賞には珍しく、逃げ先行馬が少ないメンバー構成となったからだ。前走で逃げているのはビアンフェの1頭しかいないので、ペースが速くなることは考えづらい。しかも前が止まりにくい開幕週とあれば、難しく考える必要はない。素直にビアンフェで勝負だ!

 前走のオーシャンSは5カ月ぶりの実戦、しかも発走調教再審査を経ての一戦だから、調整は簡単ではなかった。それも影響したのか、実績を考慮すれば低評価の6番人気。しかし、レースでは地力を発揮する。やや立ち遅れたものの、二の脚でスッとハナを奪うと、しぶとく3着に粘り込み。展開が楽だったのは確かだが、置かれた状況を考慮すれば、実に価値がある走りだった。

 その点、今回は前走に比べると格段に順調だ。2週前に栗東坂路で4F51秒4~1F12秒1、1週前に4F52秒5~1F12秒1を計時。今週は札幌芝で流した程度だったが、ゴール前は時計以上のスピード感だった。出来は間違いなくいい。2歳時に同じく洋芝の函館で函館2歳Sを制しているのも心強く、まんまと後続を完封するシーンを期待したい。

 一方で危険な人気馬はコントラチェックだ。18年以降、札幌芝1200メートルでディープインパクト産駒は【0・0・6・29】の連対率0%、複勝率17%。1番人気が1頭、2番人気が3頭など、5番人気以内に支持された馬が10頭もいながら、1頭も連対できていないのは“異常”と言える。もう1頭のディープインパクト産駒のカツジともども、買っても押さえまでとしたい。

 馬券はビアンフェから馬単&馬連&3連複流し。相手本線は内からジャスティン、ケープコッド、ミッキーブリランテ、カレンモエの4頭。カツジとコントラチェックの2頭を押さえとしたい。 

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2021年6月13日のニュース