初勝利の坂井師ぶれない決意!「もっともっと大井競馬を盛り上げたい」

[ 2021年6月11日 05:30 ]

初勝利を挙げて「1」のポーズを示す坂井英光師
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 【大いに気になる】

 「そのうち勝てるだろう、というくらいにしか思っていなかった。それよりも気性的に凄くうるさい馬で、事故なく無事ゲートを出て勝ってくれたのでホッとしている」

 坂井英光師(46=大井)が7日の大井2R、グランクールで4月16日の初出走以来、通算10戦目で初勝利を挙げた。その直後、報道陣に向けた最初のコメントだ。

 ぶれてない。記者は真っ先にそう思った。自分のことより、まずは馬が優先。調教師試験合格時に話を聞いた時「小林(分場)の方が馬には環境がいいと思うので、そちらで開業したい。そしてスタッフを大切にする厩舎。チームワークでいい馬を育て、もっともっと大井競馬を盛り上げたい」と話していたが、その目標へ軸を曲げず着実に歩を進めているようだ。

 現在12馬房だが、未登録を含め既に倍以上の25頭が集まっているという。厩舎の経営基盤を固めるために重要なこちらの側面でも順調な滑りだしを見せている。「オーナーの期待に応えたいし、スタッフと共にいい仕事ができれば」。立場が変わっての勝利の感触を味わうとともに、決意も新たにして勝ち星を積み重ねていくつもりだ。 

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2021年6月11日のニュース