【函館スプリントS】ビアンフェ“セン”闘モード!去勢で気性改善、北海道から飛躍狙う

[ 2021年6月11日 05:30 ]

軽快にラスト12秒2だったビアンフェ(撮影・千葉 茂)
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 サマースプリントシリーズ第1戦「第28回函館スプリントS」(13日、札幌)の追い切りが札幌競馬場で行われ、芝コースでスムーズな走りを見せたのがビアンフェ(セン4=中竹)。リラックスした姿にしなやかな走り。去勢効果は明らかで、函館2歳S以来のG3勝利を目指す。

 札幌では右も左も分からない2歳馬たちが初々しい姿を見せている。キョロキョロと物見をしたり、思わずテンションが上がって立ち上がったり。そんな“かつての自分”のような後輩たちを尻目に、実に落ち着いた様子なのが去勢明け2戦目のビアンフェだ。藤岡佑は「昔は半端じゃない、えげつない暴れ方をしていた。あの巨体で(前走548キロ)後ろ足で立ち上がった後にギュンと走り出したり…。今はバタバタすることがなくなりましたね」と去勢効果を実感している。

 最終追いは芝コースで。リラックスして直線に向けてスピードを上げる。藤岡佑は手綱を持ったまま。それでもラストはスパッと切れた。タイムは5F72秒3~1F12秒2。鞍上は「前はガツンと行ってしまうことがあったが、周りを見て上がりだけという調教もできるようになった。手応えよく、いい走りでした」と納得の口ぶりだ。

 昨秋スプリンターズS(16着)後、3歳馬ながら去勢を決断。燃えすぎる気性の改善と同時に、中竹師には狙いがあった。「去勢をすれば筋肉が柔らかくなるので、うちの厩舎で去勢する馬はそういう意図もあります。前走で体が減った(マイナス12キロ)のはそれもある」と説明。藤岡佑も変化を背中から感じ取った様子で「常に緊張感のある背中だったけど、力みが取れた柔らかい感じ。精神的にリラックスできているという意味でもあると思う」と話していた。

 ここはスプリント重賞らしく快速型がそろった。キャリア全3勝が逃げ切り勝ちの同馬も引くつもりはない。「二の脚がいいのでグン、グンとハナに行くタイプ。ストライドが大きい馬だし、枠とスタート次第だけど行けるなら行きたい」と藤岡佑。“去勢明けは2戦目が買い”。そんな格言がピタリとハマりそうな好気配だ。

 《生粋の洋芝血統、パワー勝負歓迎》ビアンフェは中竹厩舎が育んだ生粋の洋芝血統。共に同厩舎で管理された母ルシュクル、半姉ブランボヌール(父ディープインパクト)の各全3勝が函館と札幌だ。ブランボヌールは15年函館2歳S、16年キーンランドCと洋芝のスプリント重賞も手にしている。藤岡佑はビアンフェについて「ダートを使ってみたいくらい馬力がある。滑るくらい雨が降るのはよくないけど少々の道悪もこなすと思う」とパワー勝負歓迎の口ぶりだった。

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