ばんえい競馬 戒告処分の鈴木騎手が反省の手紙「馬を起こそうと…イライラしてとった行動ではない」

[ 2021年4月30日 16:14 ]

記者会見した帯広市農政部の佐藤徹也参事(左から2人目)
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 ばんえい競馬の能力検査で馬の頭を蹴る行為をして戒告処分を受けた鈴木恵介騎手(44)が、30日に帯広市農政部が開いた会見に際して反省の手紙を寄せた。会見出席の意思があったが、「事態を重く受け止め、精神的に相当なダメージを受けている」(農政部・佐藤参事)ことから欠席。代わりに思いをつづった。

 「この度は、全国のばんえいのファンの皆様、いつも競馬を応援してくれている方々を不快な気持ちにさせてしまい大変申し訳ありません。

 ただ、自分としては何度も手綱を使い起そうとしましたが起き上がれず、あのままの状態では馬にとって相当な負担が掛かり、早急に起さないといけないと思い、とっさの判断で、馬をびっくりさせ、顔が上がったその反動で起こそうとした結果です。決して馬に腹が立ち、イライラしてとった行動ではないということを分かってもらいたいです。そして、競馬に携わる全ての人が馬に愛情を持って接していることを理解していただきたいです。

 今回のことは深く反省し、今後はこのようなことがないようにいたします」

 能力検査を通過すると競走馬としてデビューできるが、不合格の馬の多くは食肉となる。佐藤参事は「馬主や生産者の期待を背負い、騎手らは相当なプレッシャーの中で臨んでいる。次に道がない馬に何とか坂を登らせたい、何とかゴールさせたいと臨んでいる」とも説明。その結果として行き過ぎた行為に至らないようにするために、「馬の扶助が必要な場合は速やかに競争を中止するような考え方の整備をする必要がある」と語った。

 一方、市に寄せられる声には鈴木騎手へのひぼう・中傷に該当するものや、競馬開催に関する脅迫に類するものが含まれるという。周囲にも、行き過ぎた行為のないことが求められる。

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