【香港QE2世C】デアリングタクト、芝コースで軽快!松山「動きは問題ありません」

[ 2021年4月22日 05:30 ]

デアリングタクト
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 香港チャンピオンズデー(25日、シャティン)の追い切りが21日、シャティン競馬場で行われた。G1クイーンエリザベス2世Cに出走する昨年の3冠牝馬デアリングタクト(牝4=杉山晴)は主戦の松山を背に芝コースで軽快な動きを見せた。なお、同レース出走のグローリーヴェイズ(牡6=尾関)は22日に追い切る予定。

 初の海外遠征でも元気いっぱいだ。デアリングタクトは角馬場で体をほぐしてから、決戦の舞台となる芝コースへ。馬なりながら、この馬らしい回転力のあるフットワークを見せて、4F54秒2~2F25秒0の時計をマークした。手綱を取った松山は満足顔だ。

 「日本でしっかりやっていたので、今日は馬なりで、リズムを重視しました。動きは問題ありません」

 今年初戦の金鯱賞は逃げたギベオンに首差届かずの2着に終わったが、レース内容は決して悲観するものではなかった。その後も順調に調教を消化して15日に現地へ。到着当初はテンションが上がり気味だったが「この2日間はリラックスできている」と松山。ここまでは万全と言っていい。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、松山は帰国後2週間は隔離期間で騎乗できない。天皇賞・春、NHKマイルCは諦めることになるが、それでも香港に渡ることに迷いはなかった。勝てば秋には仏G1の凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン)や米G1のブリーダーズC諸競走(11月5&6日、デルマー)への遠征も現実味を帯びてくる。人馬そろっての海外G1初制覇の先には、夢が無限大に広がっている。

 【回避】クイーンエリザベス2世Cに出走予定だったフローレ(セン6=クルーズ)は21日、右前ハ行で回避が決まった。香港ジョッキークラブが発表。

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2021年4月22日のニュース