【福島牝馬S】54歳柴田善、デンコウアンジュで新記録へ

[ 2021年4月22日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=21日】コロナ禍の出口が見えず気分も落ち込む春。そんな時も現役最年長の柴田善は前向きで陽気だ。ただ、そんな54歳にも悩みの種があるようで「コロナで出歩けないから、酒は家で飲むしかないよね」と嘆き節。それでも「ウイスキーを一人でだらだら飲んでると、酔っちゃってだんだん酒が濃くなってくるんだよ」と最後は笑いに変えていた。

 今週は2重賞に騎乗。土曜の福島牝馬Sはデンコウアンジュと同レース2年ぶりVを狙う。新潟の芝は開催が前倒しとなって生育が不十分。「先週の映像を見てると芝の色がミスターシービーが走ってた時代ぐらいレトロな感じだったね(笑い)。悪い馬場でも走れる馬だから大丈夫」と期待する。日曜のフローラSはレッジャードロと初コンビ。追い切り(ポリトラック5F67秒5)に騎乗し「気分良く走っていたし、背中、フットワークともいい」と好感触を得た。笑いと元気をもらった田井は、JRA重賞最年長勝利記録更新を期待せずにいられなかった。

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2021年4月22日のニュース