【びわこ・ヤングダービー】磯部 鮮やか差しでG1初V!“卒業イヤー”有終飾った

[ 2020年9月23日 05:30 ]

優勝して、愛知支部の仲間と記念写真に納まる磯部(後列左から3人目)
Photo By 共同

 秋の湖面で有終の美――。ボートレースびわこのプレミアムG1「第7回ヤングダービー」は秋分の日の22日、第12Rで優勝戦が争われ、磯部誠(30=愛知)が2コースから差して1着。ヤングダービーのラストイヤーでG1初制覇を飾り、優勝賞金1100万円を獲得。年間賞金ランクはグランプリ圏内の18位に浮上した。2着は木下翔太(29=大阪)で、G1初優出初優勝を狙った上田龍星(25=大阪)は3着だった。

 初日ドリーム戦を制し、準優は1周2Mの逆転劇で勝ち上がるなど変幻自在の走りでファイナルに進んだ磯部が、最後のヤングダービーで頂点に立った。

 「スタート展示で(Fを)切ってひるんだ」ため、本番はコンマ13の6番手スタートだったものの、いたって冷静。「(上田)龍星が(ターンマーク)もらしてると思ったからワンチャンスあるかな」と1周1Mのスキを見逃すことなく2コースから素早く差し込むと、続く2Mを先取り。関の切れ込みで追走していた上田が後退したこともあり、ここで7代目覇者を確定させた。

 これが6回目の優出にしてG1初制覇。「うれしいですね。でも(池田)浩二さんには『ありゃG1じゃねえ』って言われそう」と地元・愛知支部の大先輩を引き合いに出し笑いを呼んだが、SGに準じるタイトルで初戴冠を決めたのは紛れもない事実だ。一方で“卒業”については「意識してなかった。(新鋭王座決定戦を含め)9回中3回Fを切ってるし…。でも期限内に勝てて、正直うれしい」と本音を語った。

 年間獲得賞金は5000万円を超えて、18位まで浮上。暮れの大一番・グランプリ(12月15~20日、平和島)出場が現実味を帯びてきた。しかし「SGの優勝戦に乗ってないのに、グランプリって言える立場じゃないですよ」と浮かれた様子は皆無で「まずはチャレンジ(カップ。11月24~29日、蒲郡)から」と地元の大一番を見据えた。

 「一般戦だろうと何だろうと、一つ一つを大事にしたい」と目の前のレースに全力投球するスタイルを貫く30歳は来月、SGダービー(10月20~25日、大村)に登場する。びわこで得た自信を武器にワンランク上のステージでも活躍する姿を見せてくれるか。注目したい。

 ◆磯部 誠(いそべ・まこと)1990年(平2)9月8日、愛知県知多郡出身の30歳。愛知支部の105期生として2009年11月、とこなめでデビュー。昨年9月、浜名湖のG2MB大賞で特別レース初V。同期に塩田北斗、藤山雅弘、長谷川雅和ら。1メートル72、51キロ。血液型A。

 【ヤングダービー優勝戦VTR】スタート展示同様に、本番もゆったりとしたコース取り。結局、123/456の枠なり3対3の進入となった。コンマ06のトップスタートでインから逃げ切りを狙った上田だったが、2コースから磯部が絶妙な鋭角差しを繰り出す。これが見事、ハマって2M先取りでケリ。2Mで突進してきた関をさばいた木下が次位へと浮上。関の追い上げを必死に振り払った上田が3着に入線した。

 【次走】上田龍星、木下翔太、関浩哉は26日からの住之江ルーキーシリーズ第17戦に出場。佐藤隆太郎、仲谷颯仁、宮之原輝紀らと激突する。磯部誠は29日からの蒲郡一般戦で飯山泰、原田秀弥、佐藤博亮らと対決する。春園功太は10月1日からの戸田一般戦で有賀達也、桐生順平、土屋実沙希らと対戦。井上一輝は10月26日からの津一般戦で武田光史、須藤博倫、坂口周らと相まみえる。

続きを表示

この記事のフォト

「2020 チャンピオンズC」特集記事

「スポニチ賞 ステイヤーズS」特集記事

2020年9月23日のニュース