【大阪杯】ワンピース 今年こそ!“古馬中距離王”へ昨年6着の雪辱に燃える

[ 2020年3月30日 05:30 ]

<大阪杯>雪辱に燃えるブラストワンピース
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 今週のG1は春の古馬中距離王決定戦「第64回大阪杯」(4月5日、阪神競馬場)。関東が誇る巨漢ブラストワンピースが18年有馬記念以来のG1・2勝目に向け、万全の態勢だ。今年初戦AJC杯は最終4コーナーのアクシデントを乗り越え、横綱相撲で重賞5勝目。道悪に泣いた昨秋凱旋門賞(11着)の雪辱を果たした。大阪杯は昨年6着と苦杯を喫したが、小回り2000メートルの適性は現役屈指。問答無用のロングスパートで王座に返り咲く。 大阪杯

 捲土(けんど)重来。ブラストワンピースが昨年(6着)の雪辱に燃える。今年初戦のAJC杯。昨秋の凱旋門賞(11着)以来の帰国初戦で底力を示した。4コーナーで故障した馬を避けながら内に進路を切り替え、粘るステイフーリッシュをねじ伏せて重賞5勝目。大竹師は「故障した馬の影響は受けたが川田騎手がうまく対応してくれた。過去を振り返ると、海外帰りの競馬は難しい面も多い。それでも何とかクリアしてくれた。いい競馬ができたと思う」と目を細めた。

 勇躍挑んだ昨秋の凱旋門賞。ファンの熱い期待を背負いながら、想定以上の馬場悪化に涙をのんだ。週中は雨。当日朝も雨のダブルパンチ。「人間が歩く分には問題なかったが(競走馬のように)重い負荷がかかると違った。日本の競馬場は馬場が悪くなっても下にしっかりした路盤があるが向こうは下を捉えられない感じ。特殊な道悪だった」。凱旋門賞のダメージはしっかりケア。連覇が懸かった有馬記念を見送って万全を期したAJC杯は絶対に負けられない戦いだった。

 中間はノーザンファーム天栄(福島)での放牧を挟み、さらに勢いを増した。先週26日の1週前追いはうなるような走り。「前走時と比べて気持ちが先行していてドタドタした感じはある半面、いつもならモタつく3~4コーナーで抑えるくらいの手応え。その辺りはかなり良かった。久々を1度叩いた効果もあると思う」。同師は着実な上積みを感じ取る。25日の計量では556キロ。デビュー以来の最高体重だった前走・AJC杯(546キロ)を上回り、威圧感と風格が備わってきた。

 大阪杯は1番人気で6着に敗れた昨年のリベンジ舞台となる。「昨年はポジションが後ろになり、レース自体はスローペース。流れが向かなかった」(同師)と敗因を分析した上で、阪神内回り2000メートルの適性については前向きに捉える。「昨夏の札幌記念も勝っているし、直線の短い小回りはこなす。2000メートルはベストに近い距離と思っている」

 2年前の「平成」最後の有馬記念。小雨に煙る中山の坂上から豪快に伸びたG1初戴冠はファンの心に刻まれた。最終追いには主戦・川田が美浦に駆けつけ盤石の態勢を整える。関東が誇る大器ワンピースが「令和」でも王座をつかむ。

 ▼大阪杯 1957年、阪神芝1800メートルの重賞として創設。72年から現行芝2000メートル。92年トウカイテイオー、93年メジロマックイーン、07年メイショウサムソンが優勝。G1昇格の17年はキタサンブラックがV。春の中距離王決定戦の位置づけ。

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