【大井・TCK女王盃】マドラス重賞初制覇!森が叩き合い制した

[ 2020年1月23日 05:30 ]

TCK女王盃を鼻差で制したマドラスチェック(奥)
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 牝馬G3「第23回TCK女王盃」が22日、大井競馬場で行われた。5番人気のマドラスチェックがゴール前の接戦を制して優勝、重賞初制覇を成し遂げた。

 直線残り200メートル。先に抜け出したマドラスに外からアンデスクイーンが馬体を併せると、鼻面を並べた激しい競り合いが始まった。アンデスのルメールがこん身のステッキを繰り出せば、森も巧みな手綱さばきで譲らない。ゴール前でわずかに鼻を出したのがマドラスだった。

 昨年のビスカリアに続くこのレース連覇となった森は「一瞬でも気を抜いたらやられると思った。お互いにいいレースができたし、競り合いを制したのは凄くうれしい」と満足感たっぷりに振り返った。最大の勝因は外枠を引けたこと。前走で砂をかぶると嫌がるそぶりを見せていた。それだけに砂をかぶらない位置からすんなり先行できたのは大きかった。「ここが目標だったので、次走は馬の様子を見てから決める。まだまだ成長するはず」と斎藤誠師は先のタイトル獲りを見据えていた。

 2着アンデスクイーン(ルメール)ラスト100メートルで疲れて、もたれていた。それでも勝てたと思うが、最後の最後の首の上げ下げだけだった。
 3着メモリーコウ(古川)いきなりの重賞挑戦だったがよく走っている。地方のダートに慣れてくればもっと走れる。

 ◆マドラスチェック 父マリブムーン 母グロウト(母の父ミスターグリーリー) 牝4歳 美浦・斎藤誠厩舎 馬主・吉田和子氏 生産者・カナダのCヘイデン 戦績9戦4勝(南関東4戦1勝) 総獲得賞金7317万7000円。

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2020年1月23日のニュース