【有馬記念】リスグラシューが有終V レーン「引退が残念。さらに馬が成長していた」

[ 2019年12月22日 15:39 ]

<11R 有馬記念>レースを制したリスグラシュー(撮影・沢田 明徳)
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 2019年最強馬決定戦「第64回有馬記念」(G1、芝2500メートル)は22日、中山競馬場で行われ、レーン騎乗のリスグラシュー(牝5=矢作厩舎)がラストの直線で末脚を爆発。2着に5馬身差と圧勝、ラストランを飾った。ルメール騎乗のアーモンドアイ(牝4=国枝厩舎)は優勝を逃し、ファン投票1位の期待に応えることができなかった。

 2着に3番人気のサートゥルナーリア、3着に4番人気のワールドプレミアが入った。アーモンドアイは9着だった。

 勝ったリスグラシューは父ハーツクライ、母リリサイドの血統。通算成績は22戦7勝。2018年エリザベス女王杯、今年の宝塚記念、オーストラリアのコックスプレートに続くG1・3連勝で通算4勝目を飾った。

 父ハーツクライは05年にディープインパクトを破って有馬記念を制しており、親子制覇となった。

 鞍上のレーンは、今年のヴィクトリアM(ノームコア)、宝塚記念(リスグラシュー)に続き中央G1通算3勝目。有馬記念初挑戦で優勝。2005年のルメール(ハーツクライ)以来史上8人目の快挙を達成した。

 レーンのインタビューは以下の通り。

――素晴らしい勝利。

 「(日本語で)ありがとうございます」

――勝利の手応えはあったか。

 「自信はあったが、アーモンドアイなどたくさん強い馬がいたので。3戦目の騎乗で、宝塚記念に勝ってからさらに馬が成長していて、矢作先生からも“成長しているぞ”と聞いていたので、自信たっぷりに臨んだ」

――展開を振り返って。

 「他の馬の能力を見て、いいペースの流れになると思った。スタートしてその通りになった。自分のいいポジション、ラチ側にロスなく位置をとることができた。そのあとは馬の能力に任せて、スペースができてから強い勝ち方ができた。直線抜けてからの手応えは“とんでもない”という感じ」

――引退レースだった。

 「引退は本当に残念。引退までの3レースでさらに強くなっている」

――ファンにメッセージを。

 「皆さんにありがとうと伝えたい。こんなに素晴らしい有馬記念に参加するだけでなく、素晴らしいG1馬に騎乗させてもらって嬉しい」

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