【有馬記念】リスグラシューがラストランでV アーモンドアイはファン投票1位も初の中山で9着に沈む

[ 2019年12月22日 15:35 ]

<11R 有馬記念>レースを制したリスグラシュー(左)(撮影・沢田 明徳)
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 2019年最強馬決定戦「第64回有馬記念」(G1、芝2500メートル)は22日、中山競馬場で行われ、レーン騎乗のリスグラシュー(牝5=矢作厩舎)がラストの直線で末脚を爆発。2着に5馬身差と圧勝、ラストランを飾った。ルメール騎乗のアーモンドアイ(牝4=国枝厩舎)は優勝を逃し、ファン投票1位の期待に応えることができず、9着に終わった。

 2着に3番人気のサートゥルナーリア、3着に4番人気のワールドプレミアが入った。

 勝ったリスグラシューは父ハーツクライ、母リリサイドの血統。通算成績は22戦7勝。2018年エリザベス女王杯、今年の宝塚記念、オーストラリアのコックスプレートに続くG1・3連勝で通算4勝目を飾った。

 父ハーツクライは05年にディープインパクトを破って有馬記念を制しており、親子制覇となった。

 牝馬が宝塚記念と有馬記念を制するのは史上初。10月にはオーストラリアG1コックスプレートを勝っており、5歳以上の牝馬で年間G1レース3勝したのは09年のウオッカ(ヴィクトリアM、安田記念、ジャパンC)以来2頭目(1984年のグレード制導入以降)。

 鞍上のレーンは、今年のヴィクトリアM(ノームコア)、宝塚記念(リスグラシュー)に続き中央G1通算3勝目。有馬記念初挑戦で優勝。2005年のルメール(ハーツクライ)以来史上8人目の快挙を達成した。

 管理する矢作師は、今年のオークス(ラヴズオンリーユー)、宝塚記念(リスグラシュー)に続く中央G1通算8勝目となった。

 アーモンドアイは香港遠征を発熱のため断念したものの影響は小さく、有馬記念にエントリー。初の中山コースに挑んだが最後の直線で伸びず、9着に終わった。

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