【有馬記念】好調丸山スティッフェリオで幸せのお裾分け

[ 2019年12月18日 05:30 ]

スティッフェリオと丸山は再び波乱を起こせるのか
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 【G1ドキュメント・栗東=17日】有馬ウイーク幕開けの月曜日はスカッと晴れた。そこから予報は下り坂だったが、火曜日も天気は持ってくれた。序盤2日間が一気に過ぎようとしている。小林は穴馬を求め、音無厩舎へ向かった。

 スティッフェリオは8勝のうち、丸山で5勝を挙げている。福島記念、小倉大賞典、オールカマーと重賞3勝。先月15日に結婚を発表したばかりの鞍上はそこから1カ月で10勝と好調。担当の武田助手にそのことを振った。

 「頑張って乗ってくれていますね。結婚もしたんで“祝儀を”と思ってやっています。この馬、祝い事の時に結果を残しているんですよ。オールカマーを勝った時は僕の子供の誕生日。小倉大賞典の時はこの馬が生まれた日でした」

 天皇賞・秋から巻き返しを図るべく、この中間は負荷をかけている。先々週、先週と2週連続で坂路4F51秒台をマーク。「手加減をしていないし、今回はきっちりとやっている方だと思います」。順調に調整が運んでいる。

 3つの重賞コレクトは中山も含めて小回りだった。コース替わりは歓迎だろう。うまく前々で流れに乗れれば、楽しみはある。穴馬はアーモンドアイより前で立ち回る馬。小林はそんな気がしていた。

 「前走は息の入らないラップで厳しかった。うまく小脚を使う、操縦性の高いタイプ。器用なので現状は小回りでの立ち回りがうまくいってますね」

 舞台は好転、あとはうまく流れに乗せられるか。幸せを振りまいて、暮れの中山に高配の虹を懸ける。

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2019年12月18日のニュース