武豊が選んだ2019年5大ニュース…「その日に偶然、北海道にいた」

[ 2019年12月17日 06:00 ]

史上初の有馬記念3元号騎乗は「大きな財産」と語った武豊騎手(撮影・亀井 直樹)
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 「第64回有馬記念」(22日、中山)で史上初、3元号でのグランプリ騎乗を果たす武豊(50)。菊花賞馬ワールドプレミアとともに挑む令和最初のグランプリを前に、自身の今年5大ニュースも選出した。 有馬記念

 ◆武豊自身の19年5大ニュース
 【(1)ディープの死】その日に偶然、北海道にいたので社台スタリオンステーションの馬房に手を合わせることができた。僕に限らず今年の競馬界で一番、悲しい出来事だと思う。

 【(2)外国馬で凱旋門賞】凱旋門賞(ソフトライト=6着)の騎乗が決まったのはフランスに着いてから。それも面識のないオーナーの所有馬。日本馬に外国人が乗り、外国馬に日本人の僕でしたね。

 【(3)パリで1日G1・5鞍】凱旋門賞当日、5鞍もG1に騎乗できたのは過去になかったこと。ファーブル厩舎やオブライエン厩舎の管理馬だということにピリッとするものがあった。

 【(4)地方競馬全G1制覇】米国のブリーダーズCに騎乗して、その夜に帰国の便に搭乗。「間に合った」という感じ。お世話になった人の顔を思い浮かべて珍しくウルッときた。

 【(5)50代のG1勝利】今年のフェブラリーSを勝った時はまだ49歳。なのでワールドプレミアの菊花賞が50代でのG1制覇。他に4年ぶりの年間100勝もあるけど5つに絞ればここまでかな(笑い)。

 ◆武 豊(たけ・ゆたか)1969年(昭44)3月15日生まれ、京都府出身の50歳。デビューした87年に69勝で新人賞獲得。3年目の89年から18度、全国リーディング獲得。18年9月29日、前人未到のJRA通算4000勝。JRA通算22035戦4125勝。G1・77勝、重賞337勝。妻は元タレントの(旧姓佐野)量子さん。父は武邦彦元調教師。弟・幸四郎氏も元G1騎手で現調教師。1メートル70、51キロ。血液型O。

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